ミニ1000AT オーバーホール

分解してみたところ オイルさえ入っていれば問題なく走ったはずですが?

純正のアスベストのフォワードクラッチです ショックは大きいですが 最強のマテリアルです

トップ&リバースもOKでした

ベベルギヤーも 1000の場合3重噛合がないため破損のリスクは少ないためそのままでも良いと思います

サーボも シールの破損はありませんでした

相当大事に乗れれたように思われます。


ミニ1000の場合マテリアルがスチールより強く また摩擦材がきついため
バンドの溝が 傷つきます

バンドのマテリアルが変わるため 溝 に旋盤にて 傷を落とします


弊社の マテリアル をすべて交換します例えばバンドのマテリアルと
フリクションプレートのマテリアルが違えば 当然 食いつきも 違うため
変速時のショックや噛合がタイムラグが若干違ってしまいます
交換するなら すべてバンドとフリクションプレートはオナジメーカーが
ベストだと思いますので すべて交換です。
ミニ1000の当時のマテリアルはボンドの剥がれはありませんでした
弊社も基本的にミニ1000のように剥がれないように制作しました。

AT オーバーホールで一番時間がかかる作業はミッションケースの
ガスケット剥がしと汚れの清掃です、とくに ポリマーの焦げた黄色の汚れは
くせものです、

フォワードクラッチの油圧を逃さないための 油圧保持リングはピストンが
ジヤーダー をおこすとリングが減ってしまい 最後はすり減ってなくなって
しまう、かなり重要なリングです リング鋼でできてますが 折れやすく
また、材質も脆いため クロームモリブデン鋼 のリングで対策します。

バルバボディのぶん会点検清掃 です。

サーボピストンのシール交換

分解時のシールやオーリングはすべて交換してます

フワードクラッチの OH

バルブボディと サーボのOH

フロイクションプレートを交換

トップ&リバースクラッチのOH

組み付けました フロントカバーを取り付ければ完成です

本日 発送 いたします、

今回ミニ1000であるため 絶対とは言い切れませんがいままでも
ベベルギヤーの1000の場合破損した例がなく いままでもこのお客様はオイルの管理も
良い状態でのっていたとおもわれますのでベベルギヤーの補強はおこないません。
そのぶんお安くなるはずです。

そもそも、ベベルギヤーの破損の原因は1.3になってからミニ1000の走行中アクセルを抜き
停止しようとしたときなどの、ギヤーのバックラッシュのガチャンガチャンという音を
消すため3速とリバースバンドを締めてギヤトレーンをロックさせて3重噛合をさせる為に
強烈な負荷がかかってしまうためで ミニ1000の場合、バックラッシュはあっても
壊れにくい 構造です、

エンジンとの合体の初期は エンジンオイルは 8Lは必ず入れてください

次からのエンジンオイル交換時は 無条件で 6L は絶対的に必要になります。

走行中 ドライブで走っているときに 絶対に3速に油圧が流れないようにシフトの位置
をミッション 下部のシフトロッド調整を念入りに調整してください、 もし3速に
流れっぱなしで ドライブで走行してしまったら 3速のバンドのマテリアルは炭化し
滑るようになってしまいますので必ず守ってください、

できれば、エンジンオイルは化学合成は使用しないでください、シールやOリングは
ほとんど昔のままの材質で現在の国産のようなシルコンゴムやフッ素ゴムのような
薬品に強い材質は使っていないため シール屋さんに見せたところ
化成ゴムのようなもので 対薬品性には非常にもくまた耐熱温度も
80度ぐらいのものだと と言われてます
オーリングが固くなったり 伸びたりして 油圧低下の原因になるので気をつけてください。

お客様には オイルの量の管理を 口うるさくお伝え下さい

ミニのオートマは オイルの管理が全てです。
そうすれば ほとんど壊れなく 楽しく乗れるはずです。















mini1000at